ウクレレとゆらぎと人生

フラとハワイとウクレレと

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どうして私はこんなにもウクレレが好きなんだろう?

と考えた時に、何が真っ先に浮かぶだろうか?

私は、やはり音色だ。

ルックス、サイズ感、演奏性と、ウクレレの魅力は山ほどあるが、あの愛らしい音色が好きかな。

そういえば、「1/fゆらぎ」とかいうのがあったな、あれと関係があるのかな。

佐治晴夫さんの著書「宇宙が教える人生の方程式」によると、

意図的ではない自然の変動を物理学では「ゆらぎ」と呼び、これを数学の立場から分析すると、「1/fゆらぎ」などと呼ばれている驚くべき基本法則が隠されているそうだ。

自然界の風や星のまたたき、小川のせせらぎの音など、「1/fゆらぎ」を持った外部刺激を受けると、脳がそれに呼応して心地よさを感じるらしいのです。

佐治晴夫著「宇宙が教える人生の方程式」より

ウクレレの音色も、脳が心地よさを感じているのかもしれない。

さて、佐治晴夫さんは理学博士で、「東急沿線がもっと楽しくなる〔サルース〕」というフリーマガジンに「宇宙のカケラ」という連載エッセイを載せられている。

佐治晴夫さんの連載エッセイは毎回興味深く読ませて頂いているが、中には音楽に関する記事もあったため、今回興味を持って「宇宙が教える人生の方程式」を読んでみた。

すると、「はじめに」の最初の一文が、

人生にはどこか音楽に似たところがあります。

佐治晴夫著「宇宙が教える人生の方程式」より

となっているではないか。

読み進めて行くと、音楽大学大学院教授としてもご活躍されるほど、音楽などの芸術分野にも長けた先生でいらっしゃることがわかった。

ウクレレとゆらぎと人生、一見すると別々のものが、つながって見えるような気がした、読書の秋のひとコマだった。

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