ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
休日などのおうち時間、どのように過ごしていますか。家族とワイワイ賑やかに過ごしたい時もあるでしょうし、ひとりでじっくりと何かに取り組みたい時もあるでしょう。今回は、賑やかなおうちの中でも、ひとり時間を楽しめるウクレレをご紹介します。
いつでもどこでも、ひとり時間
2020年春の緊急事態宣言では、休日のみならず、平日の過ごし方まで一変しました。
家族全員が長い時間、ずっと一緒に同じ屋根の下で過ごしました。ひとり暮らしの人も、ずっと同じ空間の中で、1日の大半を過ごしました。
田舎の大きな一戸建てでは、一人一人が個室やお気に入りの場所を見つけて、ひとり時間を過ごせたかもしれません。私も田舎育ちなので、大人になるまではそのような環境で育ちました。
一方マンションやアパートなどの集合住宅では、充分な個人スペースが確保できない場合もあります。
しかし今やネットの時代、この度のおうち時間は、それぞれが各ツールで、ひとり時間を過ごしていました。
テレビを見る人、タブレットでYouTubeを見る人、スマホでゲームをする人、音楽プレーヤーで音楽を聴く人。
みんな、イヤホンを耳につけて。
そう、それでひとり時間が確保できたんです。何か考え事をしたい時は、耳栓をつければいい。
そして私はといえば、確保できたひとり時間で何が出来るかを改めて考えてみました・・・聴く、見る・・・弾く!
そうだ、電子ピアノにはヘッドホンつけて弾くイメージあるけど・・・ウクレレも弾ける!
というわけで、自分の出産のご褒美に買ったきり、あまり使っていなかった、サイレント・ウクレレを引っ張り出してきました。
購入当初は、赤ちゃんが寝てる時でも、心置きなくウクレレが弾けるように、という目的で買ったものでしたが、こんな所で再び出番がやってくるとは、思ってもみませんでした。
サイレント・ウクレレはエレキ・ウクレレの一種
さて、サイレント・ウクレレとは、どういうものなのでしょうか。
サイレント=無音、ということなので、生音が出ないウクレレのことになります。
サイレント・ウクレレは、エレウク(エレキ・ウクレレ、エレクトリック・ウクレレ)に分類されます。
エレウクには、サイレント・ウクレレの他に、普通のウクレレにピックアップをつけて、アンプを通して音を増幅できるタイプのものがあります。このタイプのエレウクだと、生音も普通に鳴ってしまいます。これはエレアコ(エレクトリック・アコースティックギター)のウクレレ版というところですね。
一方のサイレント・ウクレレは、生音が鳴らないように、ソリッドのボディで作られており、プリアンプの内蔵されたアクティブタイプのピックアップがついたウクレレとなります。
サイレント・ウクレレは、エレキギター(エレクトリック・ギター)のウクレレ版、ということが出来るでしょう。
サイレントなウクレレたち
それでは具体的に、サイレントなウクレレたちを、いくつか見て行きましょう。
サイレント・ウクレレに変身する弱音器
いきなり話が少しそれますが、ただ音を小さくしたいだけであれば、弱音器という選択肢もあります。
出番が少なそうなサイレント・ウクレレに、そんなにお金をかけられないという方は、まずは弱音器から試してみても良いのではないでしょうか。
この弱音器は、お持ちのウクレレの弦を挟むことで、弦の振動(=音)が抑えられる道具です。
これなら、安く手に入るし、なんなら家にあるクリップやスポンジでも代用できそうです。
しかし消音器だと、お手持ちのウクレレが静かになりますが、自分にも音が聞こえなくなります。
指の練習をするだけなら、良い道具と言えそうですね。
出張にも連れて行ける小型のサイレント・ウクレレ
こちらは、おうちの中だけでなく、どこにでも連れて行けるような小型のサイレント・ウクレレです。
ボディ部分が小さいものもあれば、指板の部分だけのものもあります。
これらは、イヤホンを繋いで自分だけに音を聴かせることはできますが、普通のウクレレとはホールド感(構えた感じ)が異なってきます。
普通のウクレレのようなエレキ・ウクレレ
普通のウクレレと同じような形をしていますが、ピックアップ内臓でシールド・ケーブルまで付属しているエレキ・ウクレレです。
控えめながら生音が出てしまいますが、普通のウクレレと同じようなホールド感で構えて弾くことができます。
更にこのエンヤウクレレは、本体材質がカーボンファイバーとポリカーボネートで出来ているので、「耐久性・耐水性」に優れていて、水拭きでお掃除をすることができます。
スピーカー内蔵の万能型サイレント・ウクレレ
最後に、こんなのもあるよー、万能型だよー、というのをご紹介したいと思います。
見た目は小さいエレキ・ギターそのもの、よーく見ると弦の本数が4本のウクレレです。
こちらのウクレレはスピーカーが内蔵されており、サイレント・ウクレレとして使える他にも、スピーカーのスイッチを入れれば、イヤホンなしでスピーカーから音が聞こえてきます。
一般的な木製のウクレレとは音質が異なりますが、普通のウクレレとしても使える万能型のウクレレです。
ただし、このスピーカー内蔵型のウクレレは、今回ご紹介してきたウクレレたちの中で、最も重量があります。
従って、ウクレレストラップを使わないと、重たくてウクレレを抱えられません。
スピーカーを持たせることを重視するかどうかが、このウクレレを選択する際のポイントになりそうです。
ここまで、“どこでも弾ける“ということで、いくつかのサイレント・ウクレレをご紹介してきました。
ただし“どこでも弾ける“といっても、サイレント・ウクレレは電気を使うエレキ・ウクレレの一種なので、水のある場所では使えません。
お風呂や海など、水場で弾けるウクレレについてご興味のある方は、こちらの記事をご参照ください。
またサイレント・ウクレレを楽しむための周辺機材については、こちらの記事でお話しています。
ウクレレはゆる〜い楽器ですので、どんな状況になろうとも、臨機応変に“いつでもどこでも“ゆる〜く弾いて楽しめると良いですね。
以上、『サイレント・ウクレレで、ひとり時間を楽しむ〜本体編〜』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou