早く一曲仕上げたい!と思って一生事懸命練習するんだけど、なかなか仕上がらないの。
耳コピしようと始めるけど、どこから手をつければ良いのか分からないんだ。
そんな時は、まず曲全体の構成を把握すると、その後の作業がスムーズに進みますよ。
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
ただただお気に入りのフレーズだけを練習したり、聴き込んだりするのも楽しいものですが、一曲を仕上げようとすると、長い曲では結構時間がかかるものです。はじめに全体の曲構成を整理するところから取り掛かると、練習でも耳コピでも、早く仕上げることができるようになります。
曲全体の構成を整理しよう
ここからは、既にある譜面で練習することを想定してお話して行きますが、耳コピの場合も手順は同じになります。
まずは一曲を、イントロ、A、B、C、間奏、エンディング、などのセクションに分けてみましょう。
一線譜に書き直しても良いですし、手持ちの譜面にセクションを書き込んでみても良いでしょう。
書き写す場合は、セクションごとに改行して、自分なりに見やすくします。
この時セクション名のほか、小節線とコードも記入して、各セクションの長さとコード進行がわかるようにします。
同じコード進行の箇所を洗い出そう
曲全体の構成をセクションごとに整理できたら、各セクションを見比べてみましょう。
同じメロディのところは、同じコード進行になっていることも多いでしょう。
イントロ、間奏、エンディングのコード進行も、どこかの歌のフレーズのコード進行と同じになっているかもしれません。
もしかすると、セクション全体が4つ程のコードが繰り返される『循環コード』で構成されているかもしれません。
このように曲全体を眺めてみて、同じコード進行の箇所を洗い出します。
同じコード進行の部分を、蛍光ペンで色分けしてみても分かりやすいと思います。
セクションごとに練習しよう
ここまできたら、後はコード進行を意識しながら、セクションごとに練習していきましょう。
同じコード進行の所が分かったら、長い曲でも練習するべき所がグッと少なくなります。
同じコード進行のところだけ取り出して練習したのち、フレーズをつなげていくのも良いでしょう。
ただただ始めから譜面を追いかけながら練習するよりも、頭の中がスッキリと整理され、仕上がりまでの時間が早くなるのではないでしょうか。
耳コピをする際はなおさら、まずは全体の曲構成を知ることが重要となります。
セクションに分けたら、好きなまとまりから耳コピできますし、そのコード進行が別の箇所にも使われているかを見つけやすくなります。
今回は、弾き語りかソロかに関わらず、長い曲を練習する際の手順について、お話しました。
また、耳コピする際にも同じ手順で行うと有効である、ということも併せてお伝えしました。
以上、『【ウクレレ練習】まずは曲の構成を洗い出そう』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou
参考図書