ウクレレを弾く時は、リズムが一番大事だっていう話だったけど、歌う時は何に一番気を付ければ良いかな?
歌を歌うということは、自分自身が楽器になるということだから、音程が一番大事だと思うわ。
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
歌を歌う上で、音楽の三要素である「メロディー、ハーモニー、リズム」はどれも大事ですが、メロディー、中でも音程には特に注意して練習したいものです。リズムは大枠がつかめていれば程良くまとめられますが、音程はフラフラすると気持ちよく聴いてもらえません。
西洋音楽における音楽の三要素は
音楽とは何か、その要素については次のように考えられています。
西洋音楽では、「音楽の要素はリズム、メロディー、ハーモニーの三要素からなる」と考えられている。
wikipedia 「音楽」より
ちなみに日本語でいうと、メロディーは旋律、ハーモニーは和声、リズムは律動となります。
ボーカルが一番に気をつけたい音程とは
歌の練習をする時は、音楽の三要素でいうところのメロディを、しっかりと狙っている音の高さ通りに発声することに気を付けたいものです。
このことは、正確には「音高(pitch)に気をつける」というべきですが、「音程に気をつける」と言い換えたほうが、聞き馴染みがあるかと思います。
ちなみに本来、音程とは音と音との距離のことで、英語ではintervalと言います。
ボーカルの発声の場合、声帯周りの筋肉で調整された声帯の間を息が通って、声の高さが決められるので、音程は全て自分自身の体で決められることになります。
リズムは大枠で合っていれば良い
リズムも音楽の三要素の中で、大変大切な要素ではありますが、伴奏に合わせて歌う場合は、伴奏からずれないように注意すれば良いでしょう。
少し遅くなったり速くなったりしても、大枠で合っていれば、さほどおかしくはありません。
更には「ここで遅くして、その後早く追いつく」など、わざと調整できるようになれば、その歌の「味」とすることも出来るでしょう。
ちなみに楽器の演奏においては、リズムに一番気をつけたいところです。
音程はピシッと決めたい
楽器の場合、音程は鍵盤やフレットなどの所定の場所を押さえれば、きちんとその音が出ます。
ボーカルの場合は、全て自分の体で調整するので、きちんとした音程の声を出すのは、楽器よりも難しいと言えるでしょう。
そして、ピッチ(音高)が少しズレるだけでも結構気になるものです。
リズムのズレよりも音の高さのズレの方が聴いてる人には気になります。
だから、音程はピシッと決めよう、と心掛けたいものです。
耳を使って鍛えよう
さて、例えばウクレレなどの楽器のチューニングでは、チューナーを使って調弦を行いますが、ボーカルの場合はどうすれば良いでしょうか。
「音程を鍛えるぞ!」と音程にフォーカスして訓練したい時は、「ドー♪」と声を出してみて、その後ピアノや指定の音が出るアプリ等で「ド」を出して確認します。
合っているかどうかは、自分の耳を使って確認します。
自分の声と、確認音の高さが一致するように、自分の声の高さを合わせて発声します。
歌で練習する時も、自分の発声したメロディを、自分の耳でよく聞きながら、音がズレていないかを確認しながら歌います。
歌の音程感を練習するということは、発声と同時に、自分の耳も鍛えながら練習していくということになります。
録音してみるとよく分かる
少し面倒な事なので、なかなかやるのは億劫かもしれませんが、自分の歌を録音して聴いてみると、よく分かります。
音が安定しているところと、不安定なところ。
自分が得意なところと、不得意なところ。
歌いながら常に自分の声の音高に気を留める事は大切な事ですが、聴音と発声とを同時に注意するのは、確かに大変な作業です。
一度録音してから聴くと、耳で確認することだけに意識を集中できるので、一歩ひいた状態で、冷静に判断することができます。何回も聞けば、音程だけではなくリズムなど他のポイントのチェックもすることができます。
今回は、ボーカルで一番大事なのは音程だと思う、ということと、音程に注意をしながら歌をトレーニングしていく方法について、お話しました。
ぜひ皆さんの歌い方の状況に合わせて、トレーニングを楽しんでみてください。
以上、『【音楽の3要素】ボーカルで一番大事なのは音程だと思う』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou