市販のTAB譜を見て練習するのもいいけど、自分でウクレレソロのアレンジができたらいいな。
何かコツはあるのかしら?
ウクレレソロの基本的なアレンジの手順としては、メロディを単音で弾いて、その空いたところに伴奏コードの音を入れて行くのが良いと思いますよ。
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
元々ウクレレはフラのための伴奏楽器で、フラソングを歌いながら、ウクレレでコードをリズミカルに弾く、リズム楽器でした。それに対して後から出てきた『ウクレレソロ』という奏法は、ウクレレ一本でメロディと伴奏の両方を弾きます。
知っている歌の『ウクレレ弾き語り』は、歌詞とコードが書いてあるウクレレコード譜を見れば演奏できますが、『ウクレレソロ』は、TAB(タブ)譜という譜面(または五線譜)を見て練習します。
手元にタブ譜がない場合や、自分で簡単にウクレレソロをアレンジしたい場合は、どのような手順でアレンジしていけば良いのでしょうか。
1番シンプルな方法は、
メロディを弾いて、隙間にコードを弾く
この方法だと思います。
この方法で、弾きたい曲のタブ譜がすぐに見つからない時でも、ウクレレソロを自分流にアレンジすることができるようになります。
曲のキーを決めよう
メロディの1番低い音が3弦開放のCにおさまるように、キーを決めます。
コードの押さえやすさから考えると、FキーかCキーが良いでしょう。
なお1番低い音が3弦までにおさまらない場合は、その部分だけ1オクターブ高く演奏するか、4弦にLow-Gを張ったウクレレを使用します。
コード譜を用意して弾き語ろう
曲のキーが決まったら、決めたキーで書かれているコード譜を用意します。
キーが異なる場合は、決めたキーに移調してください。
五線譜(またはタブ譜)で書かれたメロディ譜もあれば、なお良いでしょう。
目指すはウクレレソロですが、まずはコードを鳴らしながら弾き語ってみましょう。
歌うことで、メロディとコード進行の感覚を自分の中にインプットします。
コードを押さえながらメロディを拾おう
一通り全体の流れがつかめたら、歌っていたメロディの音をウクレレで拾っていきます。
この時できれば、その時のコードを押さえたまま音を拾っていきます。
なぜなら、
押さえているコードの構成音の中にメロディが含まれていることが多い
からです。
メロディ譜がある場合は、それを見ながら弾いて練習しても、もちろんOKです。
またメロディ譜がない場合は、拾ったメロディを書き留めておきましょう。
タブ譜の形でも良いですし、五線譜が読める方は五線譜の形でも良いでしょう。
自分が見るだけでしたら、コードダイアグラムと同じような空の指板図の上に、押さえる場所と順番を①②③…と書いて行くのでも良いと思います。
隙間にコードで伴奏を入れよう
誰か他の人が伴奏(バッキング)してくれるなら、メロディだけ弾ければ十分です。
伴奏+メロディで、アンサンブルになるでしょう。
しかし1人でメロディだけを弾いてみてください。
ウクレレは、サスティン(残響音)の短い楽器ですので、すぐに音が切れてしまい、特に長い音符の所は、音のない箇所が出てきます。
1人でメロディも伴奏も奏でる『ウクレレソロ』の場合、
メロディの間の音がなくなる隙間に、伴奏を入れる
先ほどの弾き語りで練習していた時の伴奏を入れてみてください。
ストロークならジャカジャカ、アルペジオならポロポロと、その曲に合った雰囲気で、伴奏を入れられると思います。
ここで改めて、左手の使い方についてですが、弾き語りの時と同じように、無駄な動きを極力少なくするために、基本はコードフォームを保ちつつ、空いてる指でメロディを押し弦します。
そうすることで瞬時に、隙間にコード伴奏を入れることができます。
自分流アレンジの出来上がり!
ここまでの手順で自分流のアレンジが出来上がったら、ぜひ忘れないうちに書き留めておきましょう。
形式は先ほどと同じように、タブ譜でも五線譜でも、指板図の形でも良いです。
他にもアプローチの方法はあるのでしょうが、私はこの方法が1番シンプルで基本なのではないか、と考えています。
アレンジの方法としては、
メロディの隙間に伴奏を入れてアレンジする
ただしその時の弾き方としては、
コードを押さえながらメロディも弾く
と逆の発想になります。
最後に、このような手順でアレンジした『私の青い空』をご紹介して終わりにしたいと思います。
これはジャカソロっぽいアレンジで、メロディが単音ではない箇所もありますが、基本的には同じような手順でアレンジしてあります。
タブ譜のサンプルもPiascoreからご覧いただけます。
今回は、ご自分でウクレレソロをアレンジしたい時の手順について、基本的な流れをお伝えしました。
以上、『【ウクレレソロ】メロディの隙間に伴奏を入れてアレンジしよう』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou