フラダンスを踊る時や、ハワイアン•フラソングを演奏する時に出てくる「バンプ」とは、どういうものなのかしら?
フラソングの前奏・間奏・後奏の部分をバンプといいます。
バンプを知っていると、すぐに踊りや演奏に参加することができて便利ですよ。
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
大勢が集まり、フラソングに合わせてフラダンスを楽しむパーティやイベントを、日本では「メレフラ」と呼びます。そのメレフラでは、事前に沢山の練習を重ねる発表会とは違い、その場で踊れる人が前に出てきて踊る、なんてこともあります。
演奏でいうと、セッションする時がこのパターンに当てはまると思います。
これらのように、事前に打ち合わせをしていない時のフラソングの演奏には、定番のパターンがあるんです。
今回は、バンプについてご一緒に見ていきましょう。
ハワイアンバンプとは
フラソングの前奏・間奏・後奏の部分をバンプといい、通常2小節からなる短い単位のコード進行で構成されています。
また、この2小節を1つの単位として1バンプと呼ぶときもあります。
前奏:2バンプ
間奏:1バンプ
後奏:1バンプ
基本的には、前奏・間奏・後奏はそれぞれこのような長さで構成されています。
ちなみにフラの振り付けとは、本来歌詞の意味をハンドモーションで表現するものなので、歌詞がついていないバンプの部分は、歌と歌の間を繋ぐ振りが踊られます。
ハワイアンバンプのコード進行
ハワイアンバンプのコード進行については、数字コードで表すと、こんな決まりがあります。
Ⅱ7(2拍)→Ⅴ7(2拍)→Ⅰ(4拍)
または
Ⅴ7(4拍)→Ⅰ(4拍)
(スラック・キー・ギター・スタイル等のオールド・スタイルの場合)
数字コードでは分かりにくいという方のために、ウクレレでよく使われるCキー、Fキー、Gキーにおけるハワイアンパンプのコード進行について、コチラの記事でご紹介しています。
バンプが出てくる頻度や回数
ここまで見てきた通り、バンプとはフラソングの前奏・間奏・後奏の部分を指していいますが、伝統的なフラソングでは、1バース(歌うところ)が短く、歌詞を変えて何回も同じメロディが繰り返し演奏されます。
したがって、前奏と後奏は1回ずつしか演奏されませんが、間奏は番数が変わるたびに何回も演奏されることになります。
曲全体の構成については、こちらの記事に詳しくあります。
今回は、『ハワイアンバンプ』とは何か?ということと、そのコード進行や出てくる頻度についても見て来ました。
踊り手のフラダンサーや演奏者の方だけでなく、観覧される方も、ハワイアンバンプを理解していると、より深くメレフラなどのステージを楽しむことができるのではないでしょうか。
以上、『【ハワイアンバンプとは】フラソング演奏で知っておきたいこと』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou