ウクレレを弾き始めるときにチューニングが必要だって聞いたんだけ、どうやってやればよいのかしら?
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
ウクレレ歴十数年の元フラガール、現在はハワイアンウクレレ教室を運営しています。
ウクレレを練習するときには、まずチューニングをするのですが、「それってなんぞや?」という方もいらっしゃるかもしれません。ひとことでチューニングと言っても、
- チューニングってなに?
- どんなチューナーがおすすめ?
- チューニングのやり方は?
などモヤモヤが出てきても当然です。
そこでこの記事では、
- チューニングとは音の高さを合わせること
- ウクレレにはクリップチューナーがおすすめ
- ウクレレチューナーで弦を1本ずつ調整しよう
の内容を解説していきます。
ウクレレチューナーを既にお持ちの方も、お手持ちのチューナーでチューニングできるようになりますよ。
チューニングとは音の高さを合わせること
他の弦楽器と同じように、ウクレレも演奏する前にチューニングをします。
ウクレレの4本の弦の音を、決められた音の高さに合わせること
チューニングをしないと、言われたとおりにコードを押さえてウクレレを鳴らしても、変な音が鳴ってしまいます。
きちんと演奏できるように、ウクレレの4本の弦の音をあらかじめ調整しておく必要があるのです。
ではどの音に調弦すればよいのかというと、ウクレレの場合は構えた時に上にくる4弦から、
の音の高さに調整します。
ちなみにチューニングのことを、日本語では調弦といいます。
ウクレレにはクリップチューナーがおすすめ
さてチューニングをするのに、なにか道具が必要なのでしょうか?
昔から現在までを見てみると、
- 音叉(おんさ)
- ピッチパイプ
- チューナー
- チューニングアプリ
などがチューニングの道具としてあります。
音叉とピッチパイプは決められた音が出る物で、その出た音に合わせて弦を調節するので、調弦する人の耳の訓練が必要となります。
一方のチューナーやチューニングアプリは、機械がウクレレから出る音の高さを判定してくれるので、聴音が得意でない方でもチューニングすることが出来ます。
現在はアプリでチューニングする方も多くいらっしゃいますが、ウクレレと一緒に保管しておけばいつでも使える、クリップチューナーが大変便利です。
ウクレレのヘッド(頭部分)に直接クリップで挟むことが出来て、そのまま付けっぱなしにしておけば失くすこともありません。
>>Amazonで「クリップチューナー」をみるウクレレ専用チューナーは必要ない
「クリップチューナー」で検索しても、ウクレレ用やギター用など沢山の種類のクリップチューナーが出てきます。
「ウクレレやるんだからウクレレ用チューナー?」と迷うかもしれませんが、チューナーはウクレレ専用のものである必要はありません。
むしろモード切替がついていないクロマチックチューナーを使うことをおすすめしています。
クロマチックチューナーを使うことで、
- チューナーに頼りすぎずチューニングの耳を鍛えられる。
- ギターやベースなど他の弦楽器にも使用できる。
というメリットがあります。
クリップ式チューナーは、ボタン電池で動く小型のチューナーです。
メトロノーム機能がついているものや、様々な楽器に対応できるものなど、多くの種類があります。
ウクレレ専用のチューナーもあり、購入する際迷うところですが、どの弦楽器にも使えるクロマチックチューナーまたはクロマチックモードのあるチューナーを購入することをオススメします。
なぜなら、
ウクレレ専用チューナーはGCEAのどれかしか表示しない
ウクレレ専用のチューナーは、
「4G」「3C」「2E」「1A」
のように、弦番号と音名を表示してくれるので、一見親切なように見えますが、逆に言えば、発した音が、その4つの音のどれに近いかしか表示してくれません。
クロマチックチューナーなら半音ごとに表示してくれる
クロマチックチューナーは、発した音に1番近い音を認識して、半音ごとに表示してくれます。
ウクレレのチューニングがGCEAであることを知っておく必要はありますが、音が大きくずれている時は、どの程度ずれているのかを素早く把握することが出来ます。
切替式でもクロマチックモードで慣れておこう
購入したばかりのウクレレや、弦を変えたばかりのウクレレは、弦の音がGCEAから大きく外れています。
そんな時は、クロマチックチューナーが便利です。
出てる音がどの音に近いのか、半音ごとに教えてくれます。
楽器ごとにモードを切替られるチューナーもありますが、そんなチューナーをお持ちの方でも、予めクロマチックモードで慣れておくと、どんなチューナーでも万能に使いこなすことが出来るようになるでしょう。
アンサンブルにはピッチ調整できるチューナーを
少し難しい話になってしまいますが、ピアノなど他の楽器とアンサンブルをする時には、ピッチ調整のできるチューナーがあると便利です。
楽器によって基準となるA(ラ)の音の周波数が異なる場合があるので、その場合はチューナーであらかじめ基準周波数を調整してからチューニングをします。
ウクレレチューナーで弦を1本ずつ調整しよう
お待たせしました、いよいよウクレレのチューニング手順について説明します。
- ウクレレのヘッドにチューナーを付ける。
- クリップチューナーのスイッチを入れる。
- 4弦を鳴らしながらペグを回してチューナーの「G」に合わせる。
- 3弦を鳴らしながらペグを回してチューナーの「C」に合わせる。
- 2弦を鳴らしながらペグを回してチューナーの「E」に合わせる。
- 1弦を鳴らしながらペグを回してチューナーの「A」に合わせる。
- チューナーの電源を切ってチューニング終了。
動画にするとこんな感じになります。
動画でまとめたのを見ると簡単そうに感じるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか上手くいかないこともあるでしょう。
例えば、
チューニンしたい音名が表示されるまでペグを締めるか緩める。
この時Gに#や♭がついたG#やG♭も、Gとは半音異なる音となるので、音名表示には注意が必要です。
またチューナーに合わせたい音名が表示されていても、メモリが真ん中に来ない時は、音がピッタリとは合っていない時です。
そんな時は、ペグを回して音の高さを調整します。
ペグを回す方向と、そのとき弦が締め上げられるのか、緩んでいくのかを見ながら判断する。
ペグを回して弦を締め上げると音は高くなり、緩めると音は低くなります。
チューナーのメモリが低めを指していれば、ペグを回して弦を締め上げて、音を高くします。
逆にチューナーのメモリが高めを指していれば、ペグを回して弦を緩めて、音を低くします。
チュニーングが終わったら晴れて練習を始められますが、
ウクレレの弦は緩めなくてよい。
ウクレレの弦はギターとは異なり、張ったままの状態で保管して大丈夫です。
張り替えたばかりの弦だと、2週間くらいで弦が安定してきて、チューニングがしやすくなります。
ウクレレクリップチューナーでらくらくチューニング
今回は、ウクレレを弾き始めるときに必要なチューニングについて、お話ししました。
まとめると、
ウクレレの4本の弦の音を、GCEAの音の高さに合わせること
クロマチックモードが使えるクリップチューナー
ウクレレを鳴らしながらチューナーを見てペグを少しずつ回して音高を調整
となります。
またチューニングのやり方が分からなくなったら、いつでも戻ってきてくださいね。
以上、『【ウクレレチューナー】おすすめのクリップチューナーとチューニング方法を解説』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou
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