ハワイ語の歌詞は、だいたいローマ字読みで読めるらしいけど、『ʻ』『¯』のところは、気にしなくていいのかしら?
『ʻ』と『¯』は、それぞれ『オキナ』と『カハコー』と言います。
歌う時も少し意識すると、ハワイアンソングらしくなりますよ。
歌詞がハワイ語のハワイアンソングは、主にアルファベットで表記されており、細かい発音を気にしなければローマ字読みで歌うことができます。
ただし、アルファベットに加えてオキナ[ʻ]とカハコー[¯]の記号があるので、それらをどのように歌えば良いのかを、ご一緒に見ていきましょう。
これで、ハワイ語の歌詞の歌も歌いやすくなると思います。
あるのとないのじゃ意味が違う
一見、ただの発音記号のように見えるオキナ[ʻ]とカハコー[¯]ですが、これらがあるのとないのとでは、発音ばかりでなく、その単語の意味も変わって来ます。
ですから、オキナ[ʻ]やカハコー[¯]があるのとないのじゃ、歌詞の意味も変わって来てしまうことになります。
では実際に歌う時は、どの程度気をつければ良いのか、一つずつ見ていきましょう。
カハコー[¯]はメロディに合わせれば良い
カハコー[¯]は長音記号で、母音(a,e,i,o,u)の上に付きます。
カハコー[¯]のついた母音は、少し伸ばして発音します。
歌う時は多くの場合、カハコー[¯]の部分は長く伸ばす音節でメロディが付けられているので、特に気にせずメロディに合わせて歌うだけで、うまく歌えていると考えられます。
オキナ[ʻ]は「ーっ」のイメージで
オキナ[ʻ]は声門閉鎖音記号で、語中または語頭に付きます。
ハワイ語特有の子音で、喉を軽く閉めてから[ʻ]の後の文字を発音します。
日本語の発音には同じものはありませんが、「待って」や「行って」の「っ」のような、音が詰まる発音に似ています。
また、オキナ[ʻ]の発音を入れる時のイメージとしては、
『咲いたー、咲いたー、チューリップーの花がー』
ではなく、
『咲いたー、咲いたー、チューリーップーの花がー』
というイメージで歌います。
「っ」をオキナ[ʻ]の前の文字にくっつけるのではなく、
「っ」をオキナ[ʻ]の後の文字の直前にくっつけるイメージで歌うとうまく行きます。
実際には、オキナ[ʻ]の発音を気にしないで歌われている箇所も多く見受けられるので、現地の方が歌っている音源をよく聴いて真似してみるのが良いでしょう。
今回は、ハワイ語の記号であるオキナ[ʻ]とカハコー[¯]の歌い方について、見て来ました。
語学でも歌でも、真似することが1番の習得への近道ですが、これらの歌い方の特徴を頭に入れて歌ってみると、より歌いやすくなるかと思います。
是非試してみてください。
以上、『【ハワイ語で歌う】オキナ[ʻ]とカハコー[¯]の発音』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou
参考文献