歌本とかでよく見かける、あの分数みたいな形(□/△)になってるコード、あれ何?
あと、『□(on△)』って書いてあるのも何かしら?
どのコードを弾けばいいのかしら?
『□/△』とか、『□(on△)』と表記されているものは、分数コードというものです。
ウクレレの場合、分子にあたる□のコードを弾けば良いんですよ。
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
ウクレレ用ではない歌本などのコード譜では、このような分数コードをよく見かけます。今回は、分数コードの意味と、そのどこを見て弾けば良いのかについて、見ていきましょう。
歌本を見たら、すぐにその場で判断して弾けるようになリます。
分数コードとは?
分数の形をしたコードのことを『分数コード』といいます。
歌本やバンドスコアなどではよく見かける形のコードです。
『□/△』の表記のほか、
『□(on△)』と表記されているものも同じで、『オンコード』とも呼ばれています。
分数コードの意味と読み方
まず読み方ですが、
『□/△』も『□(on△)』も、『□オン△』 と読みます。
例えば、
『C/E』、『ConE』なら『シー オン イー』と読みます。
その意味ですが、そのまま和訳すると、
『△の上に乗った□』となります。
ここで一般的には、△はベース音(1番低い音)を示していて、□はコード記号を示しています。
□→コード名
△→ベース音名
『コードは□だけど、ベース音は△にしてね』
という意味になります。
再び先程の例に解釈を加えると、
C/E、ConE →『コード楽器の方はCのコードを弾いて、ベーシストの方はEの音でお願いします』
ということになります。
ウクレリストは分子のコードを弾けばOK
ウクレレは開放弦をポロロ〜ンと弾いても、音が低い方から順に並んでいません。
ベース音のない、珍しい弦楽器です。
ベース音がないのですから、ベース音を示す分数コードの分母の音は気にしなくて良いのです。
ちなみにベーシストは分母のベース音を弾きます。
ギタリストやピアニストは、分子のコードだけ弾いても良いし、さらに分母のベース音が1番低い音になるように調整して弾いても良い、ということになります。
ここまで、分数コードの意味と、ウクレリストは分子のコードを弾けば良い理由について見てきました。
意味が分かると、ただ『分子を弾くんだ』と記憶しておくよりも、その場でスムーズに判断できるでしょう。
これでウクレレ用ではない歌本でも、コード一覧表を見ながら、弾いて歌える楽しみがひとつ増えますね!
以上、『【ウクレレ限定】分数コードは分子を弾け!』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou
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