ウクレレでポップスを弾いていると、たまに『sus4』っていうのが付いているコードがあるけど、あれ素敵な響きがしますね。
どういうコードなのかしら?
ハイ、『sus4』は「サスフォー」と言います。
“□sus4”が出てきた後は、“□”のコードに戻ることが多いんですよ。
『sus4』の意味がわかってくると、コードの押さえ方を覚えていなくても、導き出せるようになって来ます。
ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。
ポップスを色々と弾き語っていくと、時々出会う”□sus4”というコード。“□”のコードにいく前のちょっとした寄り道のような、素敵な響きのあるコードです。
慣れてくると、『ここでsus4入れたいな』なんて、入れたくなる箇所まで分かってくるかも知れません。
また、“□sus4“のコードフォームを覚えていなくても、“□”のコードフォームが分かっていれば、“□sus4“のコードフォームを導き出すことが出来るようになります。
それでは、『sus4』について、ご一緒に見て行きましょう。
sus4とは?
『sus4』は「サスフォー」と読み、省略しないと「サスペンデッド・フォース(suspended forth)」と言います。
“suspended”は、“吊り上げられた”や“ぶら下がった”という意味の英語なので、“ぶら下がった4度”というイメージになるでしょうか。
□sus4は、□(ルート)の音から数えて3度目の音を(完全)4度に変えたコードとなります。
例えば、
Cのコードの構成音はドミソですが、
ミをファにすると…
構成音がドファソとなり、これがCsus4となります。
このことを度数で表すと、
Cのコードの構成音は135ですが、
3を4にすると…
構成音が145となり、これがCsus4となります。
なお度数の数え方については、こちらの記事をご参照ください。
sus4はどこへ行く?
“□sus4“は、多くの場合“sus4“のついていない元の“□“コードに戻りたがります。
例:Csus4→C、G7sus4→G7
“□“のコードへ行くための寄り道的な、装飾的なイメージが強いこの“sus4“、“ぶら下がった4度”ということから考えると、イメージしやすいかと思います。
3度を4度にすれば良い
さて、普段しょっちゅう弾かないコードのフォームは、覚えていないことも多々あります。
コード一覧表があればそれを見てしまうのが手っ取り早いのですが、ない場合は覚えているフォームから導き出す事ができます。
例えば、
Cの押さえ方は分かるかるけど、
Csus4の押さえ方は分からないという場合…
ウクレレを構えてポロロ〜ンとCを鳴らすと、
上から聞こえる音は“ソドミド”ですね。
(ちょっと文章だけで強引ですが)
これをCsus4にしたいなら、
ミをファにすれば良いのですから…
今Cで押さえてる1弦3フレットの他に、2弦1フレットも押さえれば…
“ソドミド”が“ソドファド”に変わり、
Csus4の出来上がりです!
度数を使って説明すると、
ポロロ〜ンと弾いて3度の音を見つけて、
そこを4度に上げて(1フレット上げて)、sus4を導き出します。
※『m』のつくマイナー・コードの場合は、3度の音から2フレット上げます(sus4の4度は完全4度のため)。
ここまで来るには多少の訓練が必要になってきますが、なんとなく『出来るんだな〜』と理屈だけでも理解しておくと、のちのウクレレライフで必ず役立つと思います。
前から『sus4って、なんか好きだな』と思っていたら、『いいですよね、私も好きです』と言う方がチラホラ出て来まして、今回改めてウクレレ目線でじっくりと見つめてみました。
以上、『【魅惑のsus4】覚えていなくてもコードは作れる【ウクレレ】』でした。
MAHALO 🌴 A Hui Hou
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