ウクレレでフラ伴奏を始めよう!

※この記事には一部PRが含まれます。

SUMI
SUMI

ALOHA 🌺 レレラボのSUMIです。

ウクレレ歴十数年の元フラガール、現在はハワイアンウクレレ教室を運営しています。

今年2023年は、昨年にも増して本当に多くのハワイアンイベントが開催されています。

沢山のハラウ(フラ教室)が日ごろの練習の成果を、ステージの上で遺憾なく発揮されています。

また本格的にハワイへも行きやすくなり、アクティブなフラガールたちは忙しい夏を迎えているのではないでしょうか。

そんな時、

フラガール
フラガール

ウクレレを弾きながらフラソングを歌って、フラシスターたちに踊ってもらいたいな。

なんていう、新しい挑戦をしたい方がいらっしゃるかもしれません。

また・・・

  • わざわざウクレレを習いに行く時間がない。
  • 独学でウクレレを学ぶのは難しそう。
  • 歌も歌えないといけないのでハードルが高い。

と思って、今まで挑戦をためらってきた方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこのブログでは、ウクレレでフラソングを弾き歌いながらフラ伴奏が出来るようになるまでを、7つのステップに分けてお伝えしていきます。

ウクレレでフラ伴奏の始め方
  • STEP1
    ウクレレを弾いてみよう
  • STEP2
    ハワイアンソングを弾いてみよう
  • STEP3
    ハワイアンソングのリズムを知ろう
  • STEP4
    ハワイアンバンプを知ろう
  • STEP5
    フラソングをしっかりと歌おう
  • STEP6
    ハワイアンソングの曲構成を知ろう
  • STEP7
    ウクレレのフラ伴奏で踊ってもらおう

フラガール
フラガール

たった7つのステップで、フラ伴奏が出来るようになるのかしら?

SUMI
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ウクレレはとても間口の広い楽器なので、誰でもE komo mai!(Welcome!)

対面レッスンの場合だと、30分で簡単な曲を1曲弾き歌えるようになるんですよ。

だから皆さんにも、このブログを読んでウクレレとフラソングの素晴らしさを、味わっていただきたいと考えています。

7つのステップを毎日ひとつずつ、1週間集中して学んでいくのでもよいですし、空いた時間で少しずつ進んでいくのでもよいでしょう。

ご自身のペースに合わせて、ぜひ最後まで読み進めていって頂ければと思います。

これらのカリキュラムを練習・実践していくことで、いつの間にかウクレレでフラ伴奏ができるようになることを願っています。

そうすれば、ますますアクティブにフラとハワイを楽しむ、フラガールになれますね。

自分のウクレレと歌で、フラシスターのフラ伴奏ができるようになりたい♪

『レレラボ』は、そんなフラガールのためのウクレレ教則ブログです。

それでは早速、スタートです!

\これからウクレレはじめるならセットが便利!/

STEP1:ウクレレを弾いてみよう

SUMI
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まずウクレレをお持ちでない方は、次の記事を参考にウクレレをお手元に!

ウクレレの他にも、あると便利なグッズはいろいろありますが、まずはチューナーがあればウクレレを始められるでしょう。

ウクレレの構え方

SUMI
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ウクレレを用意してチューニングをしたら、まずは構え方からお話ししますね。

ウクレレは自由な楽器だから、構え方も自由でいいんだよ~というウクレレ先生もいらっしゃいます。

しかし初めは自由と言われても困るでしょう。

この写真のように、

  1. 左手
  2. 右腕
  3. 胸とお腹

の3点でウクレレを支えて構えます。

次の記事でもウクレレの構え方のヒントをお話しています。

ウクレレの鳴らし方

ウクレレを構えたら、音を鳴らしてみましょう。

まず左手でネック(コードを押さえるウクレレの首部分)を、クリップで挟むようにつかみます。

ウクレレで一番簡単で基本のコードである、Cを左手で押さえて…

ウクレレを構えて上からのぞき込んだ時

右手の人差し指で弦を引き下ろすと…

“ジャ~ン!”と音が鳴りましたか?

どんな風に右手を振れば上手くウクレレが弾けるのかというと…扇子でウクレレをあおぐ感じで弾くと、手首に力が入りすぎずに上手く弾けると思います。

ウクレレを弾く時の右手の振り方や角度については、こちらの記事でもう少し詳しくお話ししています。

またウクレレでコードを弾く時の弦の位置については、一般的にはネックとボディ(本体)の境目あたりを弾くと良いとされています。

ウクレレを弾く位置のもう少し詳しい話は、こちらの記事でお話ししています。

SUMI
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左手はクリップで挟むようにネックを持ち、
右手は扇子であおぐようにネックとボディの境目を、人差し指で弾けば良いのですね。

基本コードの押さえ方

ウクレレの構え方や鳴らし方が理解できたら、左手で基本の3つのコードを押さえてみましょう。

Cキー(ハ長調)の基本の3コードは、C・F・G7となります。

Cキーの基本3コード

コードの押さえ方を表した図をコードダイアグラムといい、ウクレレではこの図をもとに左指で押さえる箇所を把握していきます。

ウクレレを構えて上からのぞき込むと、こんな感じになります。

コードを押さえたら右手で弦を弾いてみて、ひとつずつのコードを練習しましょう。

曲の中では、これらのコードがコード進行というコードの流れに沿って変わっていきます。

SUMI
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コードの変わり目をスムーズに弾くのが難しい!
そこは練習あるのみです。

具体的な曲で練習する方は、まずは誰もが知っている『きらきら星』で、練習してみてください。

STEP2:ハワイアンソングを弾いてみよう

STEP1ではウクレレの構え方や鳴らし方を学び、基本の3コードで『きらきら星』を弾いてみるところまで進みました。

STEP2では、いよいよハワイアンソングを弾きながら歌ってみましょう。

アロハオエで練習

まず1曲目は、お別れの曲で有名な『アロハオエ』です。

SUMIの参考演奏

『アロハオエ』は、『きらきら星』と同じく基本の3コードで弾くことができます。

有名なサビの部分のコードと歌詞は、次のようになります。

FFCC
アロ ハオエ  アロ ハオエ エケ
G7G7CC
オナオナノホイカポ  ワン
FFCC
ファンデンブレイスアホイアエアウ アン
G7G7CC
ティル ウィミート アゲイン
アロハオエのサビ部分

1マスが1小節で4拍分となるので、ひとつのコード記号を4回ずつ、ウクレレを弾き下ろしながら歌う練習をしてみましょう。

歌全体の歌詞やコード譜などは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

『アロハオエ/Aloha ʻOe』ウクレレコードを弾いて歌おう

カイマナヒラで練習

2曲目は、日本人に人気の『カイマナヒラ』を弾いてみましょう。

SUMIの参考演奏

こちらは女性が歌いやすいように、キーをGにして弾きますので、新たなコードが出てきます。

少し難しくなりますが、少しずつ練習していきましょう。

歌詞やコードフォームなどの詳細は、こちらの記事を見ながら練習してみてください。

最初のうちはウクレレを弾くだけで精一杯かもしれませんが、早い段階からメロディだけでも良いので、歌いながらウクレレを弾く習慣をつけるようにしましょう。

ウクレレ教本で練習

ここまで一気にいろんなコードが出てきたので、お疲れの方もいらっしゃるかもしれません。

しかしここからは、ご自分で演奏したいハワイアンソングの楽譜を見つけて練習していくこととなります。

フラレッスンで踊っている曲の中から、ウクレレで弾いて歌えそうな曲を選んで、コード譜(歌詞とコードが載っている譜面)を探してきましょう。

何か教本を使ってハワイアンウクレレを練習したいという方には、こちらの書籍をおすすめしています。

上記の本には演奏したい曲がない、もっと奥深くウクレレについて学びたいという方には、ハワイアンウクレレの独学におすすめの本として他の本もご紹介しています。

【ウクレレでハワイアン】独学で弾いて歌えるようになる本おすすめ3選

SUMI
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フラソングでは、押さえ方がとても難しいコードは使わないので、少しずつ簡単なコードから、ひとつずつ覚えてけば大丈夫ですよ。

STEP3:ハワイアンソングのリズムを知ろう

STEP2では『アロハオエ』と『カイマナヒラ』の2曲のハワイアンソングを、練習しました。

SUMI
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1,2,3,4と一拍ずつ弾けるようになったら、次はハワイアンらしいリズムで弾く練習もしてみましょう。

まだまだ一拍ずつ弾き下ろすので精一杯かもしれませんが、慣れてきたら弦を弾き上げるアップストロークにも挑戦しましょう。

ハワイアンソングのリズムは大きく、

  1. エイトビート
  2. フラビート
  3. オラパ(タヒチアンビート)

の3種類に分けられます。

例えば『アロハオエ』は跳ねないエイトビート、『カイマナヒラ』は跳ねるフラビートの曲となります。

エイトビート
フラビート

エイトビートとフラビートの違いは、リズムが跳ねるか跳ねないかの違いとなります。

この時どちらのリズムも、「1と2と3と4と」の「と」の部分は、基本的に弦を弾き上げるアップストロークで弾きます。

ここには出てこないオラパというリズムとあわせて、次の記事で詳しくお話ししています。

【ウクレレの弾き方】フラソングのリズムは大きく分けて3種類

SUMI
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ハワイアンソングのリズムは、曲によって決まっているんですね。

STEP4:ハワイアンバンプを知ろう

STEP3までに、ウクレレの基本的な弾き方と、ハワイアンソングの弾き方やリズムについて学んできました。

この後は、ご自分の好きな曲やレッスンに必要な曲を練習しながら、ハワイアンソング全般についての構成や歌い方について学んでいく形となります。

その中でもSTEP4は、バンプについてお話しします。

SUMI
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バンプとは、フラソングの前奏や間奏・後奏のことを言います。
コード進行(コードの流れ)も決まっているんですよ。

バンプは通常2小節(8拍)からなる短い単位のコード進行で構成されています。

バンプのコード進行
  • Cキー(ハ長調)の場合
    D7(2拍)→G7(2拍)→C(4拍)
  • Fキー(ヘ長調)の場合
    G7(2拍)→C7(2拍)→F(4拍)
  • Gキー(ト長調)の場合
    A7(2拍)→D7(2拍)→G(4拍)

この2小節を1つの単位として1バンプと呼び、前奏・間奏・後奏ではそれぞれ次の回数を基本的に演奏します。

バンプの演奏回数
  • 前奏:2バンプ
  • 間奏:1バンプ
  • 後奏:1バンプ

ちなみにバンプには上でご紹介したコード進行の他にも、スラック・キー・ギター・スタイル等のオールド・スタイル・バンプのコード進行があります。

オールドスタイルのバンプは出てくる頻度は少ないですが、こちらの記事であわせてご紹介しています。

【ハワイアンバンプのコード進行】3つのキーで解説

STEP5:フラソングをしっかりと歌おう

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ウクレレで簡単なコードが弾けるようになったら、今度はフラソングを歌いながら弾き歌う練習を始めましょう。

STEP4までも、ウクレレを弾くだけではなく同時に歌うことを推奨してきましたが、STEP5はハワイ語の曲を歌うことにフォーカスしていきたいと思います。

黙ってウクレレばかり練習していると、途中からではなかなか声が出にくくなります。

まずは歌う呼吸から整えて、大きく声を出してみましょう。

次にフラソングを歌っていきますが、ハワイ語の歌詞で書かれた歌を、急に上手く歌うことは難しいかもしれません。

しかしハワイ語はローマ字読みで大体歌えます。

既にカヒコでチャントなどを習得されている先生であれば、スムーズに歌えるかもしれませんが、そうでない方はハワイ語の読み方から復習しましょう。

ローマ字読みで歌うのに慣れてきたら、次はオキナ[ʻ]とカハコー[¯]にも気を配ってみましょう。

一言でいうとオキナ声門閉鎖音カハコー長母音となります。

STEP6:ハワイアンソングの曲構成を知ろう

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ここまで来たらあとは練習あるのみ!
ハワイアンソングの種類や構成について、今一度整理してみましょう。

STEP6は少し立ち止まり、ハワイアンソングの構成について見ていきましょう。

ハワイアンソングの構成を理解すると、ウクレレや歌の練習もグンッ!としやすくなります。

ハワイアンソングには色々な種類があるように見えますが、大きく分けると

  • ハワイアン・トラディショナアル(=フラソング)
  • ハパハオレ・ソング

の2つに分けられます。

なおフラソングとは、ここでいうところのハワイアン・トラディショナアルにあたります。

フラソングはワンコーラスが短い上に、バンプのコード進行にも一定の型があるので、いったん覚えるとどんなフラソングでもすぐに弾けるようになります。

一方ハパハオレ・ソングは、前奏や間奏に決まりの型はないものの、難しいコードはそれほど出てこないので、少し練習をすれば簡単に弾けるようになります。

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ところでフラソングとハパハオレ・ソングでは、曲の構成が違います。

それぞれの曲構成を理解すると、さらに演奏しやすくなります。

ハパハオレ・ソングの曲構成の方から簡単にお伝えすると、昭和の歌謡曲と同じような構成と考えることが出来ます。

一方ハワイアン・トラディショナアルであるフラソングは、ワンコーラスが短いため、歌詞を変えて同じメロディが何度も演奏されます。

ちなみに生バンドでフラを踊る時は、バンドボーカルのカヘア(掛け声)がマイクを通して目立つ時もありますが、本来のカヘアはフラダンサー側が呼びかけるものなのだそうです。

SUMI
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少しずつ演奏できる曲数を増やしていき、実際のフラレッスンでウクレレを活用していきましょう!

STEP7:ウクレレのフラ伴奏で踊ってもらおう

SUMI
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さあいよいよ、あなたのウクレレと歌でフラ伴奏をするところまでやってきましたよ。

お疲れ様です!とうとうSTEP7までやってきました!

いざウクレレをおうちの外へ持ち出して演奏しようとすると、ウクレレとチューナーだけでは少し物足りなく感じてくるかもしれません。

ウクレレ購入時に付属でケースが付いてきた場合は必要ありませんが、もしウクレレケースをお持ちでない場合は、ウクレレをケースに入れて持ち運ぶと安心です。

また曲を暗譜していれば問題ありませんが、譜面を見ながら演奏する場合は、譜面台もあると便利です。

こちらは譜面台ケースについての記事ですが、もし購入するならここに載っている一般的な譜面台で充分でしょう。

おうちでは椅子に座って練習してても、フラスタジオでは立って演奏することになるかもしれません。

立ってても座っている時と同じように弾ける練習をしておくに越したことはありませんが、どうしてもウクレレがずり落ちてしまって弾きにくいという時は、ストラップがあると便利です。

その他にもあると便利なウクレレグッズを知りたい方は、こちらの記事にまとめてありますのでご参照ください。

あると便利!おすすめ【ウクレレ用品・グッズ】まとめ

これまでウクレレでフラ伴奏の始め方として、

ウクレレでフラ伴奏の始め方
  • ウクレレを弾いてみよう
  • ハワイアンソングを弾いてみよう
  • ハワイアンソングのリズムを知ろう
  • ハワイアンバンプを知ろう
  • フラソングをしっかりと歌おう
  • ハワイアンソングの曲構成を知ろう

の内容をお話してきました。

一日5分でも構いません。

空いた時間で少しずつ、ご自分のペースに合わせてハワイアンウクレレを続けていってください。

そしてウクレレを弾き続けて是非、

ご自分のウクレレと歌で、フラの伴奏をしてみてください♪

フラシスターたちも楽しく心地よく踊れて、更にLokahi(キズナ)が強くなることでしょう。

さあ、これからもフラとウクレレを楽しんでいきましょう!

I mua!(前へ!)
Keep Hula, and keep strumming!

MAHALO 🌴 A Hui Hou

この記事を書いた人
SUMI

Hawaiian Music & Craft をこよなく愛する ウクレレブロガー♪
フラとハワイとウクレレと~たくさん皆さんとシェア♪
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